UX/UIデザインカンパニーのオハコがデザインについて発信していくメディア

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2014.08.18

UI DESIGN

UXデザイン視点からAIDMAの使い方を考えてみた

UXをデザインする、というのはサービス内の体験をデザインすることに限定されません。

サービスをいかに認知するか、サービスにどのようにたどり着くかといった部分を設計することもUXデザインなのです。

AIDMAとは

ユーザーの購買における心理的な動きのモデル

ユーザーがサービスをはじめて知ったときから購入するまでの行動をデザインするためには、適切なフェーズに分けることと、各フェーズでの心理状況を把握すること、2点が必要になります。

AIDMA理論は、1920年代にアメリカの販売・広告の実務書の著作者であったサミュエル・ローランド・ホールが著作中で示した広告宣伝に対する消費者の心理のプロセスを示した略語です。

UXデザインの目線で見た際の各段階での注意点

知るところから買って使うところまで、一貫性が重要

サービス提供者からすると、サービスにはじめて触れるところからがUXである用に感じてしまいがちです。しかしユーザーからすると、UXはサービスをはじめて知るところから始まるのです。

つまり、サービスに対する評価も、サービスを認知する段階からの積み重ねで決まることになります。

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(出典元:GROBIS MANAGEMENT SCHOOL)

 

Attention

ユーザーにサービスをはじめて知ってもらうまでの段階。ユーザーの目に広告がはじめて触れるまで。

  • 想定するユーザーにあわせたチャネルか
  • 何ができるかが分かるか
  • 騙されたと感じないか

メラビアンの法則では、第一印象の9割は見た目で決まります。サービスの一貫性を重視するためにも、サービスとクリエイティブの見た目がマッチしているか、しっかりと考えましょう。

Interest

ユーザーに興味を持ってもらうまでの段階。広告からコンテンツにはじめて流入するまで。

  • 驚き、意外性、新しさがあるか
  • 何ができるかが明記されているか

人は、驚きや意外性があるもの、今まで知らなかったことに興味を示します。そういった興味を引くコンテンツに仕上げつつ、Attentionで訴えた「何ができるのか」をはっきりと明記するようにしましょう。

Desire

ユーザーに、サービスを受けたいと思ってもらうまでの段階。商品情報を自分から観にいくところまで。

  • ユーザーがどのように変化していくのかを描写する
  • 押し売りはしない

ユーザーがサービスをほしいと思うのはそのサービスが高性能だからではなく、それを手に入れた結果自分が理想の自分に近づくと感じるからである。

その世界観はユーザーの脳内で作り出される必要があるため、押し売りをすることはマイナスに働いてしまう。

Memory

ユーザーに、サービスを利用する動機を持ってもらうまでの状態。商品情報をメモするところまで。

  • 期間を区切る
  • 魅力的なオファーをする

新しい行動をするには、エネルギーが必要です。なので、「やってみたい」というだけでは人は動きません。

WantからNeedへと変わったときに人ははじめて動くのです。そのために、今やらないと損をする、のように今やる必要性をオファーする必要があります。

また、Needになっていない状態で無理やり使わせても、満足度は低く、結果としてサービスの価値を下げてしまいます。

Action

ユーザーに、サービスを利用(購買)してもらうまで。実際に手に入れるところまで。

  • 最適な販売導線を用意する

おめでとう。ここまでくると、ユーザーはあなたの商品を手に入れに来たいと思っています。

手に入れるために必要な労力をできる限り排除しましょう。

まとめ+α

一貫性が何よりも大事

これまでの手順に習っていけばユーザーを獲得できます。しかし、ユーザーを獲得するだけでは不十分で、そこから使用し続けてもらうことが重要です。

使用し続けてもらうためには、プロモーションから感じるサービスと、サービスの使い心地が一致していないといけません。

そこに注意して、プロモーション戦略を練っていきましょう。

番外編:Shareの概念について

カスタマージャーニーにおいて、Shareは重要な概念となっています。認知の部分がShareによってまかなわれることも多々ありますが、ここでも重要なのは一貫性です。

友達紹介をしてもらうなら、紹介文をあらかじめ用意しておく。記事のShareをしてもらうなら、OGP設定、見出し文までこだわる、など。

些細なことのように思えるかもしれませんが、ユーザー体験はそれらの細かいことが積み重なってできるものなので、そこに注意することで自社のブランドをより強化できます。

EDITOR'S PROFILE

admin_ohako

菊地 涼太

代表取締役CEO & UI Designer

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神奈川県生まれ、神奈川県育ち。慶應義塾大学時代より大手企業内でWebデザインの仕事に携わり、フリーランスとして新規事業立案〜UX設計・UIデザインまでを主な担当分野としているうちに、デザイン領域全体に可能性を感じて株式会社オハコを設立。

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