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2015.03.04

UI DESIGN

ダッシュボードのUI/UXを考える際に重要な3つの視点

「The laws of shitty dashboards(ひどいダッシュボードの法則)」を読んで

成功例を目にすることは多いが、実際にはトライアンドエラーをした軌跡を追う事の方が重要である。その意味において、イケてるダッシュボードを作るためにこの記事から得られることは多いだろう。

そこで今回は、ここで書かれている”失敗の法則”を元に、どのようにUXを考えていけば良いダッシュボードのUIデザインが作れるのかをまとめてみた。

原文:http://attackwithnumbers.com/the-laws-of-shitty-dashboard

翻訳:http://postd.cc/the-laws-of-shitty-dashboard/

ユーザーが何を判断するのか

ユーザーがダッシュボードを見る本当の目的は「データを得ること」ではなく、データを使って「判断を下すこと」です。

なので、ダッシュボードのデザインを考える時に最初に気にするべきなのは「どのデータを見せるか」ではなく「ユーザーがどんな質問を投げかけているのか」ということです。

それを元にUXをデザインしていくことになります。

どの情報が判断に必要なのか

「何を判断するのか」の次に考えるのは、「その判断にはどの情報が必要なのか」ということです。

提供の仕方次第ですが、ここに関してはある程度のカスタマイズ性(データカテゴリの追加、削除)を認めるほうが、ユーザーフレンドリーなダッシュボードに仕上がるでしょう。

イケてるダッシュボードは作れないのか

上記の2点に気をつけて制作していけば、”使ってもらえないダッシュボード”にはならないはずです。
ですが「使ってもらえる」のと「使いやすい」のはまったくの別物です。

ここからは、如何にして「使いやすいUI」を制作していくのかを考えていきます。

イケてるダッシュボードの作り方

ダッシュボードの役割は、ユーザーが判断を下す手助け(あるいは根拠)をすることである。

サービス改善のプロセスにおいて判断することとは、「仮説を立てること」と「検証結果を出すこと」の2つに分けられる。

ユーザーの目的は「判断を下すこと」であるが、「仮説」と「検証」では判断の質が異なる。それは判断内容が「既知」であるか「未知」であるか、ということだ。

既知の情報を整理する効率が高まる

検証フェーズにおいては、”何を”判断すればいいのかが分かっている。そのため、必要な情報も絞り込むことができているはずである。

よって既知の情報を整理するには、ユーザー情報・コンバージョンなどの従来のカテゴリ分けよりも「目標別」のカテゴリに分け、同一ダッシュボード上に情報を配置していくことが望まれる。

ベースとなる目的に対してはダッシュボード側が用意し、特殊な目的に対してはユーザー側が修正を加える形が現実的であるといえる。

未知の情報に気付かせてくれる

優れたダッシュボードは、今まで目の行き届いていなかった情報に注目を集めたり、気付いていなかった情報同士のつながりを気付かせてくれるものである。それを元に新たな仮説を着想し、実際に検証していくわけである。

このフェーズでは、目標別で情報を配置することは向いていません。そのような状況下では、相関関係のあるデータが一緒に確認できるダッシュボードが最も有用になりうると考えられる。

結論

情報をMECEに配置しない

MECE(漏れなくダブり無く)に情報が配置されていることが多かったとは思うが、上述したように目的別でカテゴライズしたり相関関係を元にした配置を行っていくべきであり、カテゴリ間で情報はダブっていることが普通である。

エクスポート機能を利用する

ダッシュボードを良いデザインにすることと矛盾するようにも思えるが、エクスポート機能をサポートに使うことによって、ダッシュボード自体の煩雑さを軽減することができる。

重要なのは、ダッシュボード内で全てを完結することではなく、最小のコストで適切な判断を下す手伝いをすることである。

シンプルに

搭載するか迷う機能は多くの場合不要である。
なるべくシンプルに、必要な形でデータを見せることが求められる。

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EDITOR'S PROFILE

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菊地 涼太

代表取締役CEO & UI Designer

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神奈川県生まれ、神奈川県育ち。慶應義塾大学時代より大手企業内でWebデザインの仕事に携わり、フリーランスとして新規事業立案〜UX設計・UIデザインまでを主な担当分野としているうちに、デザイン領域全体に可能性を感じて株式会社オハコを設立。

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